レプリカ1718プロジェクトについて

キルト

英国キルターズギルドが保有する国宝級のパッチワーク カバーレット1718のレプリカ2点を日本の技術で作成し、贈呈しようというプロジェクトを開始しました。

今後の試作の進め方の案をまとめました。色補正について助言できる方は、次のアドレスにメールして下さい。

col.kenzou.nakamura@gmail.com

簡単な補足:セーレン(株)の布作成技術を使い、300年前の布製品のレプリカを作成しようとしています。試作品を作り、実物と比較したところ、布地の発色が紙とは異なるために色補正が必要なことがわかりました。しかし、色補正をどのようにして、次の試作品を行えば良いかが分かりません。助言をお願いします。

4月21日現在の活動状況:試作品確認試験を終了し、結果作成!以降の試作方法を検討しています。

資金のご協力・ご支援をお願いしています。また、興味のある方への宣伝をお願いします。

英国の国宝級パッチワークの布製レプリカを日本の技術で作成贈呈 - クラウドファンディング READYFOR
英国キルターズギルドが保有する国宝級のパッチワーク カバーレット1718の布製レプリカを日本の技術で作成し、贈呈しようというプロジェクト - クラウドファンディング READYFOR

経過

2022年8月、FOQに参加するとともに、キルトジャパン誌の取材のためYorkの英国キルトギルドを訪問。その際、カバーレット1718の傷みが酷く、訪問者に見せることが出来ないことを告げられ、残念に思う。また、布製レプリカがあれば、欲しいかをキュレータに尋ね、欲しい旨を知る。

2022年12月、英国キルトギルドに布製レプリカの寄贈を提案し、了承される。

2023年1月、計画を作成し、調整。2月初め、了承される。このページ下部の計画を参照。

2月 カバーレット1718の写真データ受渡のための契約を締結。3月3日にデータを受領。また、セーレン(株)が協賛決定。

3月 試作を作るための調整開始。試作前の明暗試験を行う。

3月末に試作の作成を開始。4月20日に確認試験を行います。

4月20日:試作品確認試験を実施。色補正が必要なことが判明しました。

カバーレット1718について

解説:世界で一番古いキルトはシチリアン・キルトが知られていますが、英国で有名なEngalish Paper Piasingで作成された英国で最も古い(製作年が確定)パッチワーク作品は、英国キルターズギルドが保有するカバーレット1718です。幅169cm縦185cm、絹製。しかし、傷みが酷く、なかなか見ることが出来ません。

なお、キルトは綿を入れ、キルティングを施したものです。こちらは、パッチワークで作られた1枚生地なので、カバーレットの名称で呼ばれています。

Collections | Quilt Museum and Gallery, York

計画等

全般計画

目的:カバーレット1718の布製レプリカ(以下、レプリカ1718)を「The Quilters’ Guild Museum Collection (以下、ギルド)」の希望に沿ってスムーズに作成し、英国キルト文化活性化、さらに日英の相互理解に貢献する。計画の名称を「レプリカ1718」とする。

  • 作成する品目:カバーレット1718の布製レプリカ 2点
  • 時期:2023年8月FOQで贈呈できることを目指す。詳細:時間計画
  • 計画調整者:     日本側 中村健蔵 幾何学キルトデザイナー

    英国側:Curator The Quilters’ Guild Museum Collection 

           その他の関係者:セーレン株式会社(協賛:製作及び技術支援)

  • 作成要領:綿密な製作調整と1回の試作を行い、希望に沿ったスムーズな作成を行う。詳細:作成計画

2  時間計画(更新修正)

  1回の試作を含め、8月:F O Qでの贈呈を以下の時程で行う。

1月:作成計画の調整

2月:試作前の明暗確認試験

3月:明暗確認試験に基づく試作品の作成

4月:試作の確認試験とそれに基づく作成要領の調整・決定

5月:レプリカ作成

6月:英国でのレプリカの到着と確認

8月:F O Qでの贈呈&展示

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